ヤマンドゥ・コスタ

Yamandu Costa

パコ・デ・ルシアはスタンディングオベーションと共に「アミーゴ!」と叫び、ヤ
マンドゥ・コスタを「ジャンルを超えた私の後継者」として称えた。

ギタリスト、作曲家であるヤマンドゥ・コスタはブラジル南部リオグランデ・ド・スル州の町パッソ・フンド出身。
楽団のリーダーであり音楽教師でもあった父、歌手の母の下で育ちチャマメやミロンガといったパンパのガウチョの音楽を自然と身に着けた。7歳の頃から父にギターを習い、後にアルゼンチン出身でブラジルに定住したギターの名手ルシオ・ヤネル(Lúcio Yanel)に師事する。
15歳頃までブラジル南部の音楽を中心に演奏していたが、偉大なショーロの作曲家R.ニャタリを聴いた後にブラジルの他の地域の音楽、B.パウエルやA.C.ジョビン、R.ハベーロなどにも関心を持ち7弦ギターを使用するようになった。
そして17歳の時にブラジル最大の都市サンパウロで初めて演奏し超絶技巧と音楽性、即興性、たった一人で聴衆を高揚させる並外れたステージでの力が賞賛されブラジル全土で知られるようになる。
その後、現在までに20枚以上のCDをリリース、ブラジルの音楽賞を多数受賞しラテングラミーにも4度ノミネートされた。演奏活動はブラジル国内のみならず世界50か国以上に及び、日本にも今回が6度目の来日となる。
ブラジルのマスコミは彼のことを、 “バーデン・パウエルやハファエル・ハベーロの再来!”と呼んでいるが、ショーロから始まりボサノヴァ、サンバ、タンゴ、ミロンガといった彼自身の育ったフロンテイラ(境界-ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイの国境をまたぐ地域を指す)の多様な音楽も含め、ジャズなど様々なスタイルを吸収し、ジャンルの枠を超えた独自の世界を構築。
急逝する2ヶ月前に彼のステージを聴いたパコ・デ・ルシアはスタンディングオベーションと共に「アミーゴ!」と叫び、ヤマンドゥ・コスタを「ジャンルを超えた私の後継者」として称えた。
そして、2017年、2018年の東京公演(イーストエンド国際ギター・フェスティバル)では全ての聴衆が猛烈なスタンディングオベーションで賞賛する伝説的な演奏を遂げた。
2018年、NHK BSプレミアムにて彼の90分独占ドキュメンタリー(音学紀行)が放映されるなど2017年の11年ぶりの来日以来、強烈な印象と共に日本中の音楽ファンを魅了し続けている。
現代の音楽史に必ず名前を残すであろう超人、最重要ギター奏者であることは間違いない。

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ホルヘ・カバジェロ

〜非常に優れた才能を持つギタリストが度々登場し「天才」と評価されるが多くの場合それは疑問だ。しかし、ホルヘ・カバジェロ氏に関してその言葉が使われる時、それは単に控えめな表現に過ぎない。〜 ギターレビュー・マガジン

1976年ペルーのリマに生まれたカバジェロは高名な声楽家である母のもと、幼い頃からバックステージで多くの音楽家の演奏を聴いて育った。リマ国立音楽院を15歳で卒業。17歳の時に渡米しマンハッタン音楽院でD.スタロビンに学ぶ。
あらゆる楽器が対象となる音楽家のピューリッツァー賞と称されるナウンバーグ国際コンクールをその93年間の歴史の中で制した唯一のギタリストであり、その他にも多くのコンクールで優勝、入賞を重ねると同時に世界中から招聘されるギタリストとなる。2009年にジョン・ウィリアムスの代役として出演したイサローン(独)では熱狂を持って迎えられ「新しいギターの王」「その無限のオーケストレーションはギターが他のどの楽器よりも優れた普遍的な楽器だということを証明した」と激賞された。
メトロポリタン美術館では所蔵楽器であるJ.ブリームが使用した1940年のH.ハウザーによってカバジェロの演奏がビデオ収録され歴史上最も優れたギタリストの1人と評されている。
ルネサンスのビゥエラ音楽からE.カーター、L.ベリオ、B.ファーニホウまでとレパートリーは多岐にわたり、A.ベルクのピアノ・ソナタOp.1のギターへの編曲、他のオーケストラ作品の編曲は最近のギターレパートリーへの最も重要な貢献の1つとして広く認識されている。またカバジェロ本人も作曲家でもある。

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マルツィン・ディラ

ワシントン・ポスト紙が「この地上で最も才能あるギタリストの一人」と激賞。近現代のギターの歴史に一大旋風を巻き起こしている極めて稀な存在である。数多くの音楽評論家、愛好家、ファンたちは、間違いなく世界のトッププレイヤーであると認めてきている。1996年から2007年までの間に19もの国際ギターコンクールで優勝。世界最難関と言われるロサンゼルスのGFA国際で2007年に優勝し、その有終の美を飾っている。これにより北米、メキシコ、カナダで2008-09シーズンに50回以上のコンサートを開催している。ライブ映像はMel Bayパブリケーションにより収録され、CDはナクソスからリリースされた。このCDはナクソスの2008年9月のトップ10セールスを記録した。「ヴァヴェル城の夕暮れ」と第したDVDは2010年にフレデリック賞(ポーランドの賞で、アメリカにおけるグラミー賞に相当)のソロ・クラシック・ギター部門の年間アルバム賞にノミネートされている。
2016年にはコンセルトヘボウにリサイタルデビューしたほか、サンフランシスコ音楽院に客員教授として招かれた。同年はメキシコ、チリ、日本、台湾(台北交響楽団との共演)、カーネギーホールデビューを含む2ヶ月もの北米ツアー、ヨーロッパではウィーン・コンツェルトハウス、コブレンツ国際ギターフェスティバルにも出演。そのほか毎年定期的に大きな音楽祭に出演している。
アメリカではシンシナティ、レキシントン、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ソノマ、クリーヴランド、ニューヨーク、ユタ、マイアミ、ボストン、ニュージャージー、シアトルでリサイタルを開催し、リバーサイド・シンフォニアとはピアソラのギターとバンドネオンのための協奏曲を演奏している。欧州では英国、ノルウェー、スペイン、ハンガリー、スウェーデン、デンマーク、ポーランド、イタリアで演奏し、イタリアでは第42回ミケーレ・ピッタールガ国際ギターコンクールの審査員も務めた。
オーケストラの共演としては、クリスチャン・アルミンク指揮ワルシャワ・フィルと2回共演(ポンセ「南の協奏曲」とロドリーゴのアランフェス協奏曲)しているほか、ベーカーズフィールド響、バッファロー・フィル、RTVE交響楽団、サンクト・ペテルブルク・フィル、トリノ交響楽団、シュトゥットガルト放送響、ブカレストのルーマニア国立放響、エッセン室内管などと共演している。
2006年には伝説の作曲家ホアキン・ロドリーゴの娘であるセシリア・ロドリーゴが、新たに発見されたホアキン・ロドリーゴのギター・ソロ作品「トッカータ(1933)」の初演にディラを指名し、マドリードのソフィア王妃芸術センターで初演された。2002年にはアレッサンドリアのギターコンクールで優勝し「『ゴールド・ギター』音楽批評家賞」を授与された。
そのほかウィーン・コンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、ウィーンのロブコヴィッツ宮、サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー、バッファローのクラインハンス・ミュージックホールをはじめ、ヨーロッパや北米のほぼ全ての著名なギター音楽祭に出演している。
1976年ポーランドのホジュフ生まれ。最初のギターのレッスンはルダ・シロンスカの音楽院で受け、1995年から2000年までの間にオスカー・ギリア、ソーニャ・プルンバウアー、カルロ・マルキオーネにバーゼル、フライブルク、マーストリヒトなどで師事した。現在カトヴィツェおよびヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学(ミュンスター)でギター科の教授として活躍している。

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藤元高輝

1992年東京都北区生まれ。3歳より父からギターの手ほどきを受ける。これまでに村治昇、新井伴典、荘村清志、江間常夫の各氏に師事。同時に国内外のギタリストのマスタークラスを多数受講。作曲を塩崎美幸、植田彰、伊左治直の各氏に師事。
指揮を本多優之氏に師事。2007年フォンテックよりCD「バルトーク/ルーマニア民族舞曲」を発表。2008年ドイツ3都市(ボン、ケルン、デュッセルドルフ)にてソロコンサートを行う。2014年作曲家今村俊博とのパフォーマンスデュオ「s.b.r.」結成。趣味は囲碁。

■コンクール受賞歴
2008年 ヴァイカースハイム国際ギターフェスティバル(ドイツ)コンクール部門第1位
2009年 ハインスベルグ国際ギターコンクール(ドイツ)第2位
2010年 アジア国際ギターフェスティバル(タイ)コンクール部門第1位
2011年 東京国際ギターコンクール第1位
2012年 日本ギター重奏コンクール優勝(小暮浩史とのデュオ「こーき&ひろし」として)
2018年 コブレンツ国際ギターコンクール(ドイツ)首席二位
2019年 ハインスベルク国際ギターコンクール(ドイツ)第1位

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小暮浩史

1988年、東京都生まれ。
16歳より独学でアコースティックギターを始め、 その後18歳より本格的にクラシックギターを始める。
これまでギターを高田元太郎、福田進一各氏に師事。
NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」にゲスト出演するなど、現在は東京を基盤に全国各地でリサイタルや演奏活動を行っている。
世界的ギタリスト福田進一氏から「晩学の天才」と称され、2013年にデビューアルバム『舞踏の旋回』をリリース。
早稲田大学教育学部社会科学科を卒業後、2014~2019年までフランスに留学。
ストラスブール音楽院にてギターをデュオ・メリス(アレクシス・ムズラキス、スサナ・プリエト両氏)、テオルボおよび古楽演奏解釈を今村泰典氏に師事。
2016年度文化庁新進芸術家海外研修員。

【コンクール歴】
2009年GLC学生ギターコンクール大学生の部 第1位
日本ギターコンクール大学生の部 第1位(同時に各部門の最優秀賞である読売賞を受賞)
2010年スペインギター音楽コンクール 第1位
2012年クラシカルギターコンクール 第1位
2013年日本ギターコンクール オヌール部門 第1位
2017年ヴェリア国際ギターコンクール 第1位(ギリシャ)
アントニー国際ギターコンクール 課題曲賞(フランス)
東京国際ギターコンクール 第1位

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徳永真一郎

Shin-ichiro Tokunaga

Guitar

徳島県出身のギタリスト。9歳からギターを学び、国内のコンクールで入賞を重ねた後、2007年に渡仏。ストラスブール地方音楽院を経て2011年よりパリ国立高等音楽院にて研鑽を積む。2016年、同音楽院修士課程を満場一致の首席で卒業。
これまでにギターを川竹道夫、アレクシス・ムズラキス(デュオ・メリス)、ローラン・ディアンス、ジュディカエル・ペロワ各氏に、古楽・リュートを今村泰典氏に師事。
また、キジアーナ音楽院のオスカー・ギリア氏のクラスにて最優秀ディプロマを取得。
2008年ナクソス国際ギターコンクール(ギリシャ)第3位、2010年オルシュティン国際ギターコンクール(ポーランド)第1位及びグランプリ。2012年、同フェスティバルにてリサイタル、マスタークラスを行う。2016年ブーローニュ・ビヤンクール現代音楽コンクール《Musique du dernier siècle 2016》にて審査員特別賞〈課題曲賞〉を受賞。2018年ヴェリア国際ギターコンクールのコンチェルト部門にて第2位入賞。これまでにカレンツァーナ音楽祭(共演:小林真理、メゾソプラノ) や、パリギターフェスティバルなどに招待
される。
2017年、マドリッドのソフィア王妃芸術センターにて指揮ジョルディ・フランセスのアンサンブル・ソニド・エクストレモと共演し、作曲家・松宮圭太氏の《ギターとアンサンブルのための小協奏曲》の世界初演のソリストを務める。
2011年から2013年度までヤマハ留学奨学生、またフランスのタラツィ財団並びにADAMI財団奨学生。
2018年、アルバム『テリュール』をリリース、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。

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トゥインクル

国際新堀芸術学院卒。
同学院在学中、同期メンバーにて結成。
在学中より、国内外で演奏活動を行う。
全日本ギターコンクール重奏部門最優秀賞、ギター音楽大賞アンサンブル部門金賞、日本ギター合奏連盟主催ギター重奏コンクールで2度の準優勝等、受賞多数。
2011年には九州~東北の全国ツアーを敢行し、2015年に台湾、2016年にはポーランドでの単独公演を成功させている。
2013年発表のファーストフルアルバム「お前のカーネーションをおくれよ」は現在まで続くロングセールスを記録。
新堀メソードによる楽器編成から奏でられる美しい音色と、その名の通り明るく輝くような演奏が特徴。
このサウンドを愛する地元ロータリアンの手によってTwinkle後援会が発足。
オリジナル曲はもとより、クラシックの名曲から親しみやすいポピュラー曲まで幅広いレパートリーを持ち、多彩なプログラミングで人気を博している。

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ダンロク

世界最高峰のギターアンサンブルと謳われる新堀ギターアンサンブル〈NE〉の新進気鋭、男性6人のギタリストで構成されたギター重奏団。
使用のギターは伝統的なプライムギターに新堀メソードで有名な、 ソプラノギター・プライムチェンバロギター・バスギター・ギタロンの編成。
それによって生み出される6人のサウンドは力強く音圧がありギターの新しいイメージを生み出した。 クラシカルロックなレパートリーから、リズミカルなラテンナンバー、NRMパーカッションや早弾き、 メロディックなバラードまで、レパートリーは幅広いが、なんといっても豪快なパフォーマンスが特徴。
DANROKの育ての親でもあるギター界のマエストロ新堀寛己博士と共に、更なる斬新なサウンドを作り上げている。 現在まで、ミニアルバム「First Impression」とフルアルバム「Rock of Mozart」 そして最新アルバムとなるCD「ウィリアム狂」を発表。
2014年6月、ポーランド・第17回トシェンサチ国際ギターフェスティバルや、 2016年11月、シンガポール国際ギターフェスティバルにメインゲストとして招聘され、 世界の超一流のプレイヤー達と演奏し、大成功させたのは記憶に新しい。

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河野智美

東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。
2011年、韓国にてDVD『Recollections』をリリース。
CDはアールアンフィニより『祈り』(2013年)、ジャズクラシック作品集『リュクス』(2015年)、オール・バッハアルバム『The BACH』(2017年)、スペイン作品集『The Spain』(2019年)をリリース、いずれもレコード芸術誌で特選盤の評価を得る。
なかでも現代のコンポーザー・ギタリストに焦点をあてたアルバム『リュクス』は、音楽評論家の濱田滋郎氏より「ギター・アルバム中、最上級の成果」と評された。
2018年サントリーホール・ブルーローズにて行われたバロックアンサンブルのコンサートでは、「ギター室内楽の新たな境地」と評判を呼んだ。
2020年、サントリーホールにて東京フィルハーモニー交響楽団、梅田俊明氏指揮のもと「アランフェス協奏曲」「ある貴紳のための幻想曲」の2大ギターコンチェルトを演奏、秋にライブ盤アルバムとしてリリース(朝日新聞推薦盤)。
2大ギターコンチェルトのライブ録音リリースは、世界初の試みとも言われている。
これまでにロシア、韓国、中国、イタリア、ボリビア、オーストリア、ロシア、スペイン、タイ、ベトナム等各国に招かれコンサートやマスタークラスを行っている。
なかでもマドリードの歴史あるアテネオホールにて人間国宝鶴賀流第11代家元鶴賀若狭掾師匠とその一座、日本舞踊の花柳貴比氏、八王子車人形「西川古柳座」とのコラボレーション公演を行い、日西伝統芸能の共演は大きな反響を呼んだ。
2022年ヴァイオリン礒絵里子とともに「デュオ・パッシオーネ」を結成、ニューアルバム『グラシア』をリリース。
ソプラノの奥脇泉とのユニットでは古楽から民謡、ポップスまでジャンルに囚われず独自のレパートリーを切り開き、「心地よい音楽」を追究している。
日本・スペインギター協会会長代理。
昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。

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高田泰久

1967年7月10日生まれ、東京都出身。 
ブラジルで伝統的に用いられる7弦ギターの演奏家。
91年に初めて渡伯(ブラジルへ渡る)、エスコーラ・ヂ・サンバ「エスタシオ・ヂ・サー」で打楽器の演奏法を習得。
97年に来日したギタリスト、マウリシオ・カヒーリョと出合いからブラジル伝統音楽ショーロの演奏を始める。
1999年に再渡伯した時には、リオ・デ・ジャネイロに3ヶ月間滞在、ショーロの殿堂コバウで行われたジョエル・ナシメント芸歴25周年コンサートに出演の他、ラジオ・ナショナルのショーロの番組にも出演、一流の演奏家達との交流からショーロの真髄を学ぶ。
都内を中心にボサノバやサンバの歌手の伴奏から、ショーロやブラジル北東部の音楽まで、幅広い演奏活動をしている。
ジャズ理論、編曲を佐藤允彦氏、鈴木宏幸氏に師事。
ジャズギターを広木光一氏、加藤崇之氏に師事、ブラジリアン・パーカッションをフランシス・シルバ氏に師事。

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柴草幹男

武蔵野音楽大学卒業。
プロオーケストラのエキストラ活動を経て、スタジオミュージシャンとしてNHKの朝の連ドラを始め、数々のドラマや映画のサウンドトラック、CM音楽、アーティストのサポート演奏を録音。
ソリストとして、イ・ソリスティ・イバラキ合奏団、水戸ジュニア・オーケストラとコンチェルト共演。
他、コロムビア・オーケストラの録音にも参加している。
作曲家からの信頼も厚く、信長貴富、鶴原勇夫、小崎光洋各氏の初演を行う。

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近藤クロ

東京音楽大学卒業。
大学在学中から南米音楽に傾倒し、卒業後ショーロに出会い、バンドリン奏者として活動を始める。ペドロ・アモリンに師事。
自身のユニットでの活動のほか、映画音楽やCD制作のサポートでレコーディングを多数している。
今までにマウリシオ・カヒーリョやジョルジーニョ・ド・パンデイロなど著名アーティストとコンサートを行う。
ショーロユニット「トリンダージ」としてアルバム「記憶と風景」をリリースした他、現在は「アレグリア・ド・ショーロ」を結成し、日本におけるブラジル音楽の新機軸を目指している。
アルゼンチンタンゴのヴァイオリン奏者としては、バンドネオン奏者の小松亮太ユニットをはじめ国内外で活躍している。

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田崎陽子

大学在学中に中南米音楽と出会いブラジル音楽に興味を持つ。
その後日本のEscola de samba(サンバ学校)に所属、ブラジルの民族的な4弦の小型弦楽器「Cavaquinho」でサンバやショーロの演奏を始める。
2回の渡伯で現地のミュージシャンのレッスンなどをうける。

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鵜澤桜

5才からクラシックピアノをはじめる。
2004年パンデイロに出会い、ブラジル音楽の魅力にとりつかれる。
2006年から伴盤ハーモニカ奏者として、7弦ギターとのショーロDuo、colo を結成。2012年、coloのショーロ名曲集CD『Escaleta e Violao』をリリース。
2013年、2度にわたり渡伯。約4ヶ月間現地のミュージシャンと交流を深め、伝説のショーログループ、Conjunto Epoca de Ouroの公開生放送RadioNationalにパンデイリスタとしてゲスト出演。他、Ronaldo Do Bandolim、Rogerio Souza等と共演。
現在は都内を中心にパンデイロ奏者としてライブ活動を行う。豊かな表現力で人気を博す。

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岡本拓也

千葉県出身。
ウィーン国立音楽大学にてアルバロ・ピエッリに師事。
2018年、同大学院修士課程を満場一致の最優秀成績で修了。
これまでに国内外のコンクールにて優勝を重ねる。
2010年度ヤマハ音楽奨学生、第9回千葉市芸術文化新人賞受賞。
2018年、浜松市文化振興財団主催のアクト・ニューアーティストシリーズに出演し、また今日世界最高峰レベルのスペイン・アルハンブラ国際ギターコンクールにて第2位を受賞。
ウィーンでは歴史的演奏法やリュート演奏法も学ぶ。
CD「7つの指輪」(2019)「One」(2021)は共にレコード芸術特選盤に選定された。
これまでにウィーン・フォーラム国際ギターフェスティバルをはじめ、オーストリア、ハンガリー、ルーマニアやセルビアの国際ギターフェスティバルに招待されマスタークラスやリサイタルを行う。
ソロや室内楽の他、2015年結成したギター四重奏「タレガ・ギターカルテット」(松田弦・朴葵姫・徳永真一郎・岡本拓也)のメンバーとしても活動範囲を日本全国に広げつつある。

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